第四話
まずは僕にとっての悲しいお知らせ。オミクロン株の流行が浜松市内にもやって来て
明日から完全お見舞いが禁止になりました。一日一度家内に会えたのは嬉しかったのですが、ま、しょうがないです。
今日はリハビリのお話し。
手術の次の日から毎日午前中に1時間程度のリハビリにいきます。
僕はまだ点滴が外れないので、点滴を外して貰い、大きな靴を右側だけ履いて車椅子に乗り込みます。足を曲げることが出来ない左足を置いて先にお尻だけ車椅子に平行移動、続いて大きな脚をどっこいしょと自分の両手で運び車椅子上に載せます。
寒いエレベーターで一階降りると 療法士の先生方が沢山います。
僕の担当は女性の方、こんな方が僕みたいに大きな人間を弄れるのだろうか?心配していましたが、さすがプロ上手ですね。
全てのプロテクターをはずして膝の屈伸がはじまります。90度まで良いそうですが痛くて無理。今日は55度でした。足先の動かしを40回 膝を下に押し付けりることが20回
先生はなかなか腫れて浮腫んだ僕の左足が重くて大変な様です。脚は鮮度の良いパンパンの大根のよう、触られても痺れて感触がない。自分の足では無いですよ。
僕だってこんな脚嫌いですよ。笑 療法士の彼女はその大きな足を抱えて一生懸命マッサージしてくれています。その後平行棒に移動して歩行練習です。体重計持ってきて50%左脚にかけて歩いて下さい。中々難しいです。そしてなかなかキツイです。
それが終わると恐怖の氷攻めがはじまります。膝の裏 膝の周辺氷嚢を沢山置いて冷やすのです。これが寒い!!15分じっと堪えるのです。なかなか厳しいリハビリでした。
つづく
私が骨折した時は絶対安静、経過観察って事でずっと自宅療養でしたが、当時の辛かった事を思い出します。とにかく静養とリハビリ、これしかないので昭和人間の根性で乗り切るしかないかと(笑)。
療法士の方は大変ですよね。私の担当は男性でしたが、ゼエゼエハアハアと汗だくでやっていました。