スローフードなる言葉が世の中に出回りだしてしばらくたちますが
今回、当店の大事な取引酒店の玉木酒店さんのご好意で
岐阜県山間部 八百津 の『蔵元やまだ』の見学に行って来たお話です。
まずは、スローフード協会のHPから以下の文を抜粋してきました。
1980年代に、イタリアでも「ファストフード」が
チェーン展開されはじめ、大量生産、大量流通、食品添加物、遺伝子組み換えといった、
「食の均質化」の波が次第に押し寄せていきました。そんな食に代表される
画一的でせわしない現代生活に、「スローフードな食卓」から革命を起こし、
もっと生き生きとした社会をとりもどしたい。それが、「スローフード」の哲学です。
ここ数年、「スローフード」という言葉が、日本でもようやく浸透してきました。
さいわい日本には、国土の6割以上の山間部や多くの島々があり、多様な風土に
それぞれの食生活、嗜好、気候に適した豊富な食材、調理法が根づいています。
こうした美味しくてバラエティ豊かな地域の食を、担い手とともに守っていきたいと考えています。今週月曜日に 見学に行きました。
秋晴れのすがすがしい天気のなか、多治見から車で40分かなりの山間です。
紅葉はまだまだでしたが気持ちの良い天気と空気にさすがと感心
以前も多治見でお会いした 宇野杜氏 と社長さんに 案内していただきます。

まず感じたことは きちんとしたお酒を作りたいという気持ち
大量には造れない理由が 自分達が必ず目の届く範囲の酒を造りたい
すべての部分に妥協したくない、営業という部分からかけ離れた、杜氏さんの作りたいお酒!!
すなわち、お客様が喜ぶ顔が見たい酒
相変わらず、僕のつたない表現ではお解りいただけないでしょうが すばらしい蔵でした。
最初に案内していただいた場所は 精米機

最初の話と少し趣向が変わりますが 蔵で一番インパクトのあった精米機です。
最近は精米してきた米を買うところが多いそうですが、どうしても自分達で精米したいということで
かなりの投資で導入されたそうです。磨く途中の米の温度管理や割れ方などまめにチェックされるそうです。
玄米から だんだんと 米が小さくなっていく。50%をきるまで磨かれた宝石のような米にも会いました。。
素人の僕が質問
『磨いた残りの米粉はどうするんですか?』
『ぬかが混ざった最初の段階は、肥料などへ 米だけの粉はせんべい屋さんや、お菓子屋へ行きます』
そうなんだ。。。
そういえば、八百津には日本一うまいせんべいやサンがあるそうな。早く聞いておけば買って来たのに。。
続く